
電気自動車(EV)メーカーのポールスターは10日、今年上半期(1~6月)の新車販売台数が前年同期比51.2%増の3万319台になった、と発表した。半期での販売実績が3万台を上回ったのは初めて。EV需要が落ち着きを見せる中、品揃えを拡充していることで需要を喚起した格好だ。
商品ラインナップ拡充が一助
今年4~6月の第2四半期の販売台数は1万8,049台で、前年同期比38.1%増だった。ポールスターのマイケル・ロシュラーCEOは、「ますます厳しい市場環境と地政学的状況下で、再び堅調な成長を遂げた四半期となった」と、その成長ぶりを強調した。
ポールスターの現在の商品ラインナップは、「Polestar 2」と「Polestar 3」、「Polestar 4」の3モデル。2025年には4ドアGTの「Polestar 5」を、ロードスターモデルの「Polestar 6」、コンパクトSUVとして近ごろ公表した「Polestar 7」を発売する予定だ。また、同社は北米と中国、韓国で生産しているが、2028年出荷をメドに欧州で「Polestar 7」の生産を始める計画だ。(2025年7月11日)