吉利汽車は2日、9 月のグループ総販売台数が前年同期比31％増の170,472台となった、と発表した。BEVは同9％増にとどまったが、PHEVモデルは好調で1.3倍に増えた。輸出は同28％増の2万7千台水準だった。今年1～9月で前年同期比17％増の115万台に達しており、同社が今年の販売計画として打ち出した165万台を大きく上回るのは確実な見通しだ。

車種別の販売台数では、吉利（Geely）ブランドは同31％増の13万3千台と全体の８割近くを占めている。うち今年立ち上げた高級車ブランドの「ギャラクシー」は1万３千台だった。「ZEEKR」「LYNK＆CO」はそれぞれ、同46％増の1万2千台、同35％増の2万1千台とともに好調な販売を示した。なかでも「ZEEKR」は1～9月で前年同期に比べ倍増の7万9千台となり、年間で10万台を記録しそうな勢いだ。　一方、今年4月に株式の49.9%を取得したプロトンの販売台数は同17％減の12,890台にとどまった。1～9月では119,659台となり、前年同期比で約13%増だ。