ボルボ・カーズは5日、2023年の新車販売台数が前年比15.2％増の70万8,716台で過去最高を記録した、と発表した。電気自動車（BEV）の販売は前年に比べ７割増え11万台水準となるなど電動車の販売がけん引し、なかでも米国で前年に比べ26％伸びたのが奏功した。

車種別では、電気自動車（BEV）が前年比69.9％増の11万3,419台、プラグイン・ハイブリッド車をは同10.1％増の15万2,561台となり、ボルボ車全体の16%を占めた。車名別では、ミドルSUVの「XC60」が同17.1％増の22万8,646台でトップ。次いで「XC40」が同18.6％増の20万670台、「XC90」が同10.7％増の10万7,549台だった。

地域別では、欧州が電動モデルの発売を軸に販売を伸ばし同19.1％増の29万4,794台となり、なかでもBEVとプラグイン・ハイブリッド車の「リチャージ」が同地域での販売の59％と６割を占めた。米国でも販売は好調で同26.1％増の12万8,701台をマークした。一方、中国では同4.8％増の17万91台にとどまった。