アルピーヌは9日、フェラーリで車両材料担当ディレクターだったカプシーヌ・ロレンツィ氏（46）が調達担当副社長に就任する、と発表した。2月26日付。

ロレンツィ氏は、アルピーヌ経営委員会に加わる。フィリップ・クリーフCEOのもと、ルノーグループのチーフ調達・パートナーシップ・広報オフィサーであるフランソワ・プロヴォストの直属となる。ルノーグループの調達管理委員会のメンバーともなる。

カプシーヌ・ロレンツィ氏は2002年、IAEリヨンの修士号を取得しヴァレオ・グループに入社。2006年にはシニアバイヤーとしてフェラーリに入社し、2013年にエンジンクオリティマネージャーに就任。2017年購買マネージャーとなり、その後車両材料担当ディレクターとなった。2022年、GNV（Grandi Navi Veloci）に最高調達責任者となった。

アルピーヌのフィリップ・クリーフCEOは「カプシーヌ・ロレンツィを購買ディレクターとしてチームに迎えることを嬉しく思う。彼女の豊富な経験は、2030年までに電気自動車への移行を成功させるために少量生産のプレミアム・ブランドとしての購買プロセスの強化に役立つ」と述べた。（2024年2月9日）