フォルクスワーゲン(VW)は13日、電気自動車のフラッグシップモデル「ID.7」がドイツ自動車連盟(ADAC)の車両テストで最高得点を獲得した、と発表した。ADAC史上初めて平均スコア 1.5 となり、「非常に良い」という総合評価につながった。
環境性能の高さが評価点を押し上げ
同評価は、毎年約100台の自動車を7つの主要カテゴリーに分けテストしているもので、「ID.7」は「エンジン/駆動」で1.0に、「安全性」は1.1、「環境/エコロジーテスト」は1.2、「快適性」は1.5のスコアを獲得した。また、「走行特性」(2.1)や「ボディ/ラゲッジ・コンパートメント」(2.3)、「インテリア」(2.4)は「良い」と評価された。環境・エコロジーテストと安全性の2つのカテゴリーが高い評価ウェイトのため、ID.7の総合得点は1.5点となり総合評価は「非常に良い」となった。
フォルクスワーゲン・ブランドの技術開発担当取締役会メンバーであるカイ・グリューニッツ氏は、「ADACが実施する車両テストは非常に重要であり、独立した機関であることから、非常に高い評価を受けている。この点で、この評価は、多くの潜在的なお客様に私たちのオール・エレクトリック・サルーンを選んでいただくための一翼を担えると確信した」と述べた。(2024年5月14日)