• 2026-02-20

アウディ、RSモデル初のPHEV「RS5」を発表 電動化とスポーツ性能を両立

アウディは19日、高性能モデル「RSシリーズ」で初となるプラグインハイブリッド車(PHEV)「RS5」を発表した。電動化の進展と高性能ブランド維持の両立を狙ったもので、欧州では2026年夏から納車を開始する予定だ。

新型RS5は2.9リッターV6ツインターボ(510PS)と130kWモーターを組み合わせ、システム出力は470kW(639PS)に達する。最高速度はオプションで時速285km、都市部では80km超のEV走行が可能とし、日常利用とスポーツ性能の両立を打ち出す。

技術面では後輪トランスアクスルに「ダイナミック・トルクコントロール」を備えた新型クワトロ四輪駆動を採用。量産車として初の電気機械式トルクベクタリングを実現し、走行状況に応じて左右輪の駆動力を瞬時に制御することで操縦安定性と俊敏性を高めた。

RSモデルは従来、内燃機関中心の高性能車としてブランドを築いてきたが、欧州のCO₂規制強化や市場の電動化シフトを受け、電動パワートレーンとの融合が加速している。今回のPHEV投入は、高性能車分野でも脱炭素対応と商品力維持を両立する戦略の一環とみられる。

生産は独ネッカーズルム工場で行い、欧州での受注は2026年第1四半期に開始する。ドイツでの価格はセダンが10万6,200ユーロ(約1,935万円)から、ワゴンの「アバント」は10万7,850ユーロ(1,965万円)からとなる。(2026年2月19日)