マヒンドラに「MEB」部品を供与
VWグループとマヒンドラ・アンド・マヒンドラ社(M&M)は16日、インドでe-モビリティ分野の協業に合意し、マヒンドラ社の電気プラットフォーム「INGLO(イングロ)」向けにVWの「MEB(メブ)」の部品を供給する。2024年12月から、INGLOベースのBEV(電気自動車)を5車種発売する計画だ。両社は2022年に最初の契約を締結し、VWがマヒンドラ社にBEV部品を100万台分供給する方針を示しており、今回の合意で両者の協業が大きく進展した格好だ。
2024年12月にBEV5モデルを発売予定
VWは2023年から、電動化戦略の中核となるバッテリー開発で同社の「ユニファイドセル」を2030年までに8割の車両で採用、バッテリーコストを半減する事業方針を示している。今回、マヒンドラ社へのeモビリティ分野の提携拡大はこのVW「ユニファイドセル」の外販第1号となる。VWでは、約50GWhの供給契約を予定しており、マヒンドラ社のインドにおける電動化を加速させるとしている。これにより、マヒンドラ社は2024年12月から新しいBEVプラットフォーム「INGLO」をベースにしたBEVを5車種発売する予定だ。
VWの「MEB」プラットフォームは、グループのVWとアウディ、スコダ、セアト/クプラ(セアトのハイパフォーマンスモデル)のほか、フォードで採用されている。(2024年2月16日)