メルセデス・ベンツは18日、北京でレベル3の路上自動運転試験の免許を取得した、と発表した。条件付きながら、北京の高速道路で自動運転を実験するメーカーは初めてという。
メルセデス・ベンツは2021年から、条件付きながら中国での自動運転システムの実証試験を行っている。12月16日付けで、北京の高速道路上で自動運転(レベル3)試験を行える免許の認可を受けた。同社はすでに、ドイツと米国で「DRIVE PILOT」を導入している。ドイツでは2022年から「Sクラス」と電気自動車の「EQSセダン」にオプションでDRIVE PILOTを装備した。米国では、カリフォルニア州とネバダ州でレベル3を搭載した「EQSセダン」をフリート限定で販売し、DRIVE PILOTを搭載した2024年モデルの「EQSセダン」と「Sクラス」を2024年初めにも納車予定だ。
同社は中国での研究開発チームを拡大する。2023年末までに2,000人体制となる見通しだ。同社では「最先端技術の共同革新を通じて、一貫して中国の顧客により優れた製品とサービスを提供するとともに、グローバルな研究開発ネットワークにインスピレーションを共有していく」とコメントしている。