中国の電気自動車メーカー、小鵬汽車(XPENG)は21日、今年第1四半期(Q1,1~3月)業績を発表した。売上高は65億5千万人民元(1,413億円)となり、前四半期(2023年Q4)からはほぼ半減したものの、前年同期に比べて62.3%増えた。売上高営業利益率は大きく改善し前年同期の1.7%から12.9%となった。
純損失は依然として13億人民元
期中の新車販売台数は2万1,821台で、前年同期比19.7%増となった。自動車販売による売上高は55億4千万元(1,195億円)で同57.8%増だった。車両利益率は5.5%で、マイナス2.5%だった前年同期、同じくマイナス4.1%だった前四半期(2023年Q4)から大きく改善した。純損失は13億7千万元(295億円)。
第2四半期の新車販売は3万台前後
第2四半期の業績見通しは、新車販売台数が前年同期比37.9%増の2万9千~3万2千台と見込む。これにより売上高は75億~83人民元(1,618億~1,791億円)と見込んでいる。
同社では「中国の自動車産業におけるAIベースの大型モデルの大量生産と応用をリードしてきた。われわれは、競争力のあるモデルをより効率的な方法でグローバルに投入し、AI搭載のスマートカーの普及を先導できると確信している」と述べた。(2024年5月22日)