中国の新興電気自動車メーカー、上海蔚来汽車(NIO)は6日、2024年第1四半期(1~3月、Q1)業績を発表し、売上高は99億860万人民元(2,134億円)で前年同期に比べ7.2%減少した。同期間中の新車販売台数が同3.2%減の3万53台にとどまった。同社では第2四半期(4~6月、Q2)には新車販売で約1.3倍となる5万4千~5万6千台を見込んでいる。
新車販売減が響き、売上高は7.2%減の99億860万人民元に
Q1の自動車売上高は83億8,130万人民元(1,805億円)だった。営業損失は前年同期の51億1,180万人民元(1,1,01億円)から53億9,410万人民元(1,161億円)に膨らんだ。開発費は同6.9%減の28億6,420万人民元(617億円)と抑えた半面、営業費は同22.5%増の29億9,680万人民元(645億円)に大きく増えた。
Q2見通しは1.3倍の新車販売見込む
同社は今月4日に、5月の新車販売台数が前年同月比3.3倍、前月比では31.5%増となる2万544台で過去最高を記録した、と発表している。これにより、今年1~5月の累計販売台数は前年同期に比べ51.0%増の6万6,217台に達している。ミッドサイズSUVの「ES6」などがけん引している模様だ。(2024年6月7日)