NFIグループの英アレクサンダー・デニス社(ADL)は25日、北米の車体メーカー「ビッグ・リグ・マニュファクチャリング」でダブルデッカー「エンヴィロ500」を北米向けに来年から組み立て生産する、と発表した。ビッグ・リグはラスベガスに新工場を建設し、EVとクリーン・ディーゼルの2車種を生産する。
ADLが生産委託するビッグ・リグはビッグ・リグ・コリジョン・グループの子会社で、カナダと米国でトラックやバス、モーターコーチの事故修理を行っている。ネバダ州ラスベガスの新施設を設け、ADLが設計したクリーン・ディーゼルのゼロ・エミッションのダブルデッカーバスを組み立て生産する。
ADL北米担当のスティーブン・ウォルシュ副社長は、「ビッグ・リグ・マニュファクチャリング社との新たな提携は、北米でのダブルデッキ生産再開を円滑にできる」と述べた。は、Big Rig ManufacturingがEnviro500を円滑に生産するのに役立つでしょう。ビッグ・リグのケントン・シュルツ社長は「NFIグループやADLと協力できることを大変誇りに思う。当社は製造プロセスを合理化し、大型車や大型車両の修理市場で長年培ってきた知識を活用し、カナダと米国の運輸・公共交通サービスとの関係をきょうかしていく」と話した。
ADLは、2020年のCOVID-19パンデミックの影響で受注が遅れ、オンタリオ州トロントとインディアナ州ナパニーにあったEnviro500の生産施設を閉鎖した。しかし、「新規と既存客からのオーダーが控えており好調を維持している」という。