• 2024-12-23

「ポールスター4」、最小のLCAを記録

ポールスターは1日、「ポールスター 4」のライフサイクルアセスメント(LCA)を初公表した。CO2排出量は19.4トンで、ポールスター車の中で最も低いカーボンフットプリントを示した。同社は2020年からLCAを公表している。

これは、中国製の「ポールスター 4」で、 スタンダード・レンジのシングル・モーター仕様の排出量は19.4 tCO2eで、ロングレンジのシングルモーター仕様は19.9tだった。また、ロングレンジのデュアルモーター仕様の排出量は21.4tという。カーボンフットプリントでの材料と精製における割合が高く、アルミニウムが23〜24%を占め、鉄鋼と鉄は20%、バッテリーモジュールは36〜40%だった。生産工場の中国・杭州にある吉利ホールディングス「SEA工場」は、I-REC水力発電証明書を取得したグリーン電力と工場屋根からの太陽光発電を組み合わせ使用している。同社では、水力発電の電力を使用する製錬所からの低炭素アルミニウムの使用率が高まれば、気候への影響をさらに減らすことができるとしている。

ポールスターの持続可能性責任者であるフレデリカ・クラーレン氏は、「ネット・ゼロの目標をサポートするために、私たちはすべてのクルマに炭素収支を設定しており、LCAを共有することで1度に1トンのCO2を削減し、ネットゼロを目指すことができることを示す」と話している。

ポールスターは2020年からLCAを公表し、自動車の供給から製造、リサイクルに至るまで自動車のライフサイクルにおけるさまざまな要因を気候変動への影響をわかりやすい1つの数値としてまとめている。