長安汽車とNIOは21日、交換式バッテリーに関する業務提携を結んだ。重慶で調印式を行った。両者は共同で、交換可能なバッテリー規格づくりを促すなど、BEV向けの交換式バッテリーシステムを後押しする。
長安汽車の朱華栄董事長兼党書記とNIOのウィリアム・リー創業者兼会長兼CEOが立ち会うなか、長安汽車の王潤社長、王輝副社長やNIOの共同創立者でもある秦麗虹社長、NIOの申飛上級副社長が出席し調印式を行った。
中国政府は「新エネルギー自動車産業発展計画(2021-2035年)」を策定し、充電・スワップ・インフラのサービス能力をさらに強化するための実施計画や交換可能な新エネルギー自動車のパイロット・プログラムの開始に関する通知、などのガイドラインを発表している。 長安汽車は、NIOと組んで電池交換ネットワークと規格づくりや電池交換モデルの幅広い採用を促すとともに、BEVの電池交換アーキテクチャ、ユニバーサル電池交換プラットフォーム、交換可能な電池の規格策定を共同で取り組む。
NIOはBEVのバッテリー交換ネットワークを運営する世界最大の企業である。これまでに世界では2100カ所以上の電源交換ステーションを稼働させている。NIOは今年、中国で新たに千カ所のステーションを設置する計画で、11月20日までに3200万回以上のバッテリー交換を提供している。