旅行サービス大手のパイロット・トラベル・センター(PTC)とゼネラルモーターズ(GM)、EVgo(イーヴィゴー)は5日、2024年末までに全米で約200カ所の充電ステーションを展開する、と発表した。GMはPTCの拠点に最大350KWhの充電基を備えた充電ステーションを展開することで、BEVユーザーの利便性を高めBEV販売強化につなげたい考えだ。
3者は5日までに、PTCの拠点のうち13州・17カ所の充電ステーションを開設した。今後、年内に少なくとも25カ所に100基の充電器を設置するほか、2024年末までに充電ステーションを200カ所に増やす計画だ。と発表した。最大350KWhの急速充電基を設置するほか、現場スタッフが24時間365日体制で常駐しEVユーザーの移動を支える。また、充電ステーションは大型キャノピーを設け、飲食やトイレなどドライバーのEV体験を支える設備を整える計画だ。
PTCのアダム・ライトCEOは「EVへの関心が高まり続ける中、我々のネットワークはより多くのEVドライバーの走行を支える」と述べた。
EVユーザーは、GMの専用アプリのほかPilotの「myRewards Plus」やEVgoアプリなどを通じて利用可能な充電場所を見つけることができる。また、GMはEV顧客向けに 2024年春から充電器の予約や割引などの限定サービスも始める。GMエナジー担当のウェイド・シェファー副社長は「この新しいネットワークは、EVドライバーに質の高い充電体験とドライブ中の安心感を提供する」と話している。