米EVメーカーのフィスカーは4日、北米と欧州でディーラー展開する、と発表した。これまでの直販方針を転換、ディーラー販売とのハイブリッドチャネルを構築することで販売増につなげたい考えだ。
同社のヘンリック・フィスカー会長兼CEOは、「EV市場は劇的に変化している。フィスカー・オーシャンの需要増に対応するために必要なブランドアクセシビリティと販売チャネルを整備し、戦略的取り組みを変革していく」と話し、商品モデルの追加を控え販売チャネルを強化する方針を示した。同社では昨年11月末からディーラー交渉を始めていることを明かし、米国とカナダ、欧州で計100社とのディーラー契約を結ぶ計画だ。早ければ、今年第1四半期中にもディーラーを通じた車販を始めるという。
同社では、ディーラーでも値引きのない販売を維持する考えで、「より広い市場テリトリーをパートナーに提供することで、地域の競合を気にすることなく価格設定を維持することができる」と話している。
フィスカーの2023年の生産台数は10,142台で、うち約4,700台を納車したという。