インドのタタ・モーターズは13日、電気自動車(BEV)の価格を最大12万ルピー(約21万円)引き下げる、と発表した。バッテリーの値下げを消費者に還元し、需要喚起する狙い。
新たな価格は、タタの主力BEV「Nexon.ev」で144万9千ルピー(262万円)からとし12万ルピー値下げし、航続距離465㎞モデルは169万9ルピー(307万円)から販売する。また、量販モデルの「Tiago.ev」は最大7万ルピー値下げし79万9ルピー(144万円)からに価格を改定した。一方、先ごろ発売した
「Punch.ev」の初回価格(109万9千ルピー、199万円)は当面のバッテリー価格の引き下げをすでに織り込んでいるため、変更しないという。
今回の値下げについて、同社では「バッテリーのコストは、EVの総コストのかなりの部分を占めており、バッテリーセルの価格がここ最近軟化し近い将来引き下げられる可能性があることを考慮し、顧客に直接還元することにした」と説明している。(2024年2月14日)