• 2024-10-06

現代自の燃料電池トラック、米国で自律走行実験へ

現代自動車と自律走行ソフトウェア開発のプラスは22日、米国で初めてとなる燃料電池トラックのレベル4自律走行実証実験を共同で行う、と発表した。両者は燃料電池トラックの利点を実証しながら、貨物の輸送効率向上をめざしたい考えだ。

現代自とプラスは、22日から開幕した北米最大の先進クリーン輸送技術・車両イベント「先進クリーン輸送(ACT)エキスポ」に現代自の燃料電池大型トラック「XCIENT(エクシアント)」にレベル4の自律走行システム「スーパードライブ」を搭載し展示した。今後、”クラス8”と呼ばれる大型トラックでは米国で初めて、同車を用いた実証実験を共同で実施する。

現代自のエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼商用車開発責任者のマーティン・ザイリンガー氏は、「世界初の量産型水素燃料電池トラックであるエクシアントに自律走行機能を追加することで、現代自動車は交通安全と輸送効率を高める新たなソリューションをフリートや車両オペレーターに提供できる」と述べた。

現代自の燃料電池トラック「XCIENT」は2020年に、世界8カ国で商業運転を始めている。プラスの自律走行システムは米国と欧州、オーストラリアで運用されている。(2024年5月23日)