ゴルフ生誕50周年を記念して、”前輪駆動最強”となる「新型ゴルフGTIクラブスポーツ」がドイツ最大のモータースポーツイベントで披露されることになった。フォルクスワーゲン(VW)が5月31日のADAC24時間レース前夜に発表するとともに、24時間レースにもバイオエタノール燃料仕様で参戦すると発表した。
348PS2リッターターボエンジンを搭載
新型ゴルフ GTI クラブスポーツのワールドプレミアは、現地時間の5月31日午後4時30分行う。フロントデザインを一新したほか、標準装備のLEDプラスヘッドライトも刷新。フロントのVWロゴをライトアップし、リアに大型のルーフスポイラーを装備する。
新燃料E20でレース参戦も
モータースポーツへの参戦車は、348PSの2.0リッター・ターボ・エンジンを搭載しシェルの新しいバイオエタノール燃料「E20」を用いる。耐ノック性に優れた燃料に合わせソフトウェアを組み込み、これまでのE5やE10よりもCO2排出量を大きく削減したという。バイオエタノールの含有量20パーセントに加え、残渣や廃棄物から得られる再生可能成分をさらに40パーセント含んでいるため、ウェル・トゥ・ホイールバランスにおけるCO2排出量を35~40パーセント削減した。ドライバーは2017年、ゴルフGTI TCRを駆ってニュルブルクリンクの24時間レースでクラス優勝を果たしたベニー・ロイヒター(ドイツ)と現FIAワールドラリークロスチャンピオンに6度輝くヨハン・クリストファーソン(スウェーデン)。(2024年5月24日)