• 2024-12-23

ボルボの第2四半期業績、電動車販売が伸び過去最高益に

ボルボ・カーズは18日、2024年第2四半期(4~6月、Q2)の営業利益が前年同期に比べ28%増え、過去最高の82億クローナ(1,216億円)になった、と発表した。期間中の販売台数も15%増の20万5,400台となり、なかでも電気自動車とプラグインハイブリッド車の電動車販売が1.5倍近く伸び全体をけん引した。

期中の営業収益は1,014億5,400万クローナ(1兆5,015億円)となり、前年同期に比べ6億9,800万クローナ(103億円)とわずかながらも減収だった。ポールスターの販売不振で受託生産が減ったため。営業利益は79億6,900万クローナ(1,179億円)で前年同期に比59.6%増え、持ち分法による投資利益控除後の営業利益としては同27.8%増の82億1,600クローナ(1,216億円)といずれも過去最高をマークした。これにより、EBIT営業利益率も新記録の8.1%となった。

「EX30」の人気がけん引し、電気自動車(BEV)販売も5万2,589台、前年同期比80.26%増と大きく伸び四半期としては過去最高となった。プラグインハイブリッド車を含む電動車販売は同43%増の9万8,673台となり、総販売台数に占める電動車割合も過去最多の48%に達した。また、BEVの営業利益率は初めて20%台をマークした。

地域別販売台数では、欧州が前年同期比40%増の10万3,964台、中国が同4.4%減の4万204台、米国が同9.6%減の3万61台だった。車名別では、「XC60」が同6.3%増の5万9,271台で、ついでBEVの「EX30」が3万3,278台、「XC40」は同1.1%減の3万1,265台だった。(2024年7月18日)