• 2024-12-23

キャデラック、「ソレイ・コンセプト」を発表。オーダーメイド・ラグジュアリーのビジョン示す


GMのキャデラックは22日、コーチ製ラグジュアリー電動コンバーチブルの究極のデザインを表現したコンセプトカー「SOLLEI(ソレイ)」を発表した。MycoWorks社と共同開発した、革新的なバイオベース素材を取り入れたキャデラック初のコンセプトカーとなる。

ソレイの名は、太陽(SOL)とレジャー(LEI)を意味し、オープンエアのゆったりとしたライフスタイルに楽観的なキャデラックならではのモデルブランドをインスピレーションし表現したという。ピラーからピラーまで55インチあるフロントスクリーンを備えたほか、エクステリア照明コレオグラフィー、直感的なフロントとリアのコマンドコンソール、そしてオール電動の2+2コンバーチブルモデルとした。キャデラックの伝統である大胆なカラーを讃え、エクステリアは1957年と1958年にキャデラックに採用されていた「マニラ・クリーム」で仕上げ、手作業で塗装した。

キャデラックのデザイン・ディレクターであるエリン・クロスリー氏は、「SOLLEIは、旅の発見を再構築し、周囲の自然界とつながるパーソナライズされたドライビング体験を思い描いている」と述べ、「このコンセプトは、キャデラックのエレガントなコンバーチブルの血統を、デザイン表現と体験を通じて高いラグジュアリーを培うことで、現代的な形で称えている」と語った。

ソレイのインテリアは、キャデラックの「アート・オブ・トラベル」というデザイン哲学を反映し、ドライバーとパッセンジャーの双方にとっての旅の体験を高めた。レジャーと旅をシームレスに融合させる、パワーガラスドアとクリスタルグラスを備えた完全一体型のドリンクチラーなどを特徴としている。また、126色のカラーオプションを含む様々なカスタマイズを可能にするアンビエント照明を施し、インテリアの雰囲気をパーソナライズすることができる。

さらに、ブラッシュドメタルとレザーで包んだカスタムケースには、3Dプリントされたアクリル製のバードコール、手描きの鳥のイラストが描かれたレザー製本ジャーナル、ペンや鉛筆を収納できるレザー製ツールロールが収め、バードウォッチングの体験を写真に収めることもできる。(2024年7月23日)