• 2024-09-29

小鵬汽車、新車好調で業績改善進む

中国の新興電気自動車メーカー、小鵬汽車(XPENG)が20日発表した2024年第2四半期(4~6月、Q2)決算は、新車販売増が奏功し純損失が12億8千万元(283億円)と前年同期に比べ半減した。独VWとの技術提携が収益増につながった。

期中の新車販売台数は3万207台で前年同期比30.2%増と高い伸びを示した。これにより、自動車販売による売上高は前年同期比54.1%増の68億2千万元(1,510億円)となり、総売上高となる営業収益は同60.2%増の81億1千万元(1,795億円)となった。コスト低減を図りながらも期中の研究開発費は同7.3%増の14億7千万元(325億円)となり、純損失は前年同期の28億元から12億8千万元に半減し業績改善を示した。

何小鵬会長兼CEOは「8月のMONA M03の発売を皮切りに、私たちは力強い製品サイクルに突入しようとしている。今後3年間で、市場投入に向けて多数の新モデルとフェイスリフトバージョンをパイプラインに用意する予定だ」と述べ、着実な成長を歩んでいると強調した。同社は第3四半期の見通しで、4.1万台から4.5万台の販売を、営業収益は91億元から98億元を見込んでいる。(2024年8月21日)