• 2024-09-29

ポールスター新CEOに元オペルCEOのマイケル・ローシェラー氏

ポールスターは28日、独オペルやベトナム・ヴィンファストCEOを歴任したマイケル・ローシェラー氏が10月1日付けでCEOに就任する、と発表した。同社創業以来のトーマス・インゲンラートCEOは退く。同社は今春、これまで資金・技術支援してきたボルボ・カーズが同社株を売却し、中国の吉利汽車グループとして事業を加速している。

新CEOとなるマイケル・ローシェラー氏は、1992年にドイツのオスナブリュック応用科学大学とスペインのバルセロナ大学を卒業。1996年には、ロンドン・ブルネル大学で欧州マーケティング管理の修士課程を修了し、修士号を取得した。三菱自動車ヨーロッパの副社長兼最高財務責任者、フォルクスワーゲングループ・オブ・アメリカの副社長兼最高財務責任者、オペル・オートモービルGmbHの最高経営責任者、PSAグループ取締役、ヴィンファストのグローバルCEOを歴任、2023年からEVベンチャーの二コラCEOを務めている。

ロスチャラー氏は、「ポールスターはすでに、電気自動車業界で最も魅力的で革新的なブランドのひとつとして確立されており、この強固な基盤を基にさらなる発展を加速させたい」と述べた。

また、ポルスターの次期会長となるヴィンフリート・ヴァーランド氏は「スカンジナビアの伝統、情熱、そしてパフォーマンスを武器に、ポールスターは未来の個人モビリティの新たなスタンダードを打ち立てるだろう。 吉利は今後もポールスターの成功に深くコミットし、マイケルを筆頭に、ダイナミックなリーダーシップチームのサポートを受けながら、継続的なイノベーションと成長を実現していく」と、事業強化への決意を示した。

また、今回退任するヴィンフリート・ヴァーランドCEOは、「この7年間、共に成し遂げてきたことを非常に誇りに思う。ポールスターは唯一の真のグローバルプレミアム電気自動車ブランドであり、私たちはPolestar 3と4を発売し、2つの大陸で生産を行っている」とあいさつした。(2024年8月28日)