ゼネラル・モーターズ(GM)の軍用車両・装備専門部門のGMディフェンスは28日、米国務省向けに新しい装備を施した車両生産を完了した、と発表した。外交安全保障担当のジェントリー・スミス国務次官補がノースカロライナ州にあるGMディフェンスを訪れ、その完成を祝った。
GMディフェンスはGMの軍用車両や装備を開発・製造する専門部門で今回、「サバーバン・シールド」と呼ぶ独自の車両フレームやシャシー、サスペンションを装備し、高い防御性能のため車両重量の増加などにも耐えられる構造・デザインを施した。
GMディフェンスのスティーブ・デュモン社長は「私たちのサバーバンシールドは、外交安全保障サービスに不可欠な品質、パフォーマンス、安全性を大幅に向上させ、国の上級外交官とその支援チームに外交と国家安全保障の重要な任務を可能にする手段を提供する」と述べ、スミス国務次官補は「プロトタイプを試し、加速性が良くターンでのハンドリングも良く、ヘビーデューティーなアンチロックブレーキシステムは、私たちのアフターマーケット車両よりもはるかに優れていた。再設計されたシャーシの安定性とパフォーマンスを実感することができ、新しいHD SUVは、最も困難で危険なポストのいくつかで外交政策の安全で確実な実施を確保するという私たちの使命を遂行するのに役立つ」と話した。(2024年10月29日)