
ゼネラルモーターズ(GM)は26日、同日開いた取締役会で4月からの四半期配当を1株当たり0.03ドル引き上げ0.15ドル(22.7円)とすることを決めた。また、新たに60億ドルの自社株買いを承認すると同時に、20億ドル分を前倒し償却したと発表した。
0.15ドルに0.03ドル増配
GMは先月、2025年の設備投資額はバッテリーセルの合弁事業を含め100億ドルから110億ドルになるとの予想を公表し、研究開発には80億ドル以上を支出するとしている。同社は自社株買戻し(ASR)プログラムを、バークレイズとJ.P.モルガンと実施。まずは20億ドルを前払いし普通株式を受け取り償却、ついで
同社のメアリー・バーラ会長は「収益性の高い成長のための事業への再投資、強力な投資適格バランスシートの維持、株主への資本還元という資本配分戦略の3つの柱すべてにおいて引き続き強力だ」と述べ、堅調な業績見込みを強調した。加えて20億ドルのASRプログラム実行を承認した。今年第2四半期には完了するとしている。2024年のGMの加重平均発行済普通株式数は10億5,500万株で、2024年12月31日現在、同社の発行済株式総数は10億株未満だった。(2025年2月28日)