メルセデス・ベンツは24日、9月に開催するモーターショー「IAAモビリティ2023」での出展概要を発表した。ワールドプレミアとして、新型コンセプトカーをワールドプレミアとして披露するほか、新型EQA、EQB、EQVのショープレミアを発表する。また、同社の電気自動車の全ラインナップを展示し、同乗試乗も可能な「オープンスペース」を設ける。
今年のショーのハイライトは、ミュンヘン・レジデンスのアポテケンホフにあるメルセデス・ベンツ・パビリオンに展示される、メルセデス・ベンツのエントリーセグメントに対するビジョンである。
アポテケンホーフは、メルセデスAMG、Gクラス、メルセデス・マイバッハ、メルセデス・ベンツ バンを含む、メルセデスの全ブランドの現在および将来の電気自動車および電動化車両の全ラインナップを一堂に集め、来場者が初めて体験できる機会を提供する「オープンスペース」の会場である。世界で最も魅力的なクルマづくりを目指すメルセデスの目標の下、コンパクトモデル、パフォーマンスサルーンからラグジュアリーSUV、多目的車まで、幅広いラインアップが揃った。その中で、ワールド・プレミアを飾るのがEクラス・オールテレーンである。この3ヶ月で3番目のモデルバリエーションが発表され、新型Eクラスファミリーが完成したことになる。サルーンやエステートと同様、このオフロードモデルも電動化され、プラグインハイブリッドも用意される。一方、困難な地形でのドライビングを愛するファンは、メルセデス・ベンツのオフロード・アイコンの電動量産車の未来を初めてカモフラージュされた形で垣間見ることになる。また、ショー初公開となる新型EQA、EQB、EQVも展示される。VISION EQXXテクノロジープログラムは効率の未来を象徴し、最近発表されたVision One-Elevenスーパースポーツカーは1970年代のブランドアイコンであるC 111を徐々に再解釈したパフォーマンスの未来を象徴している。
オール・エレクトリックの未来にとって、充電はドライビングに不可欠な要素です。だからこそメルセデス・ベンツは、クラス最高の充電体験を顧客に提供することを目指している。そのため、「オープンスペース」の来場者は、電気自動車を運転することの利点に浸り、最新の公共および家庭用充電ソリューションによるメルセデス・ベンツの充電エコシステムを体験することもできる。
IAAモビリティの「オープンスペース」コンセプトは、自動車愛好家、ミュンヘンの地元住民、ミュンヘンを訪れる人々に、現在と未来のモビリティについて出会い、語り合う場を提供することを目的としている。このため、メルセデス・ベンツは9月5日から10日までの会期中、メルセデス・ベンツ・パビリオンで開催されるエキサイティングなイベントプログラムを企画した。9月10日(日)のファミリーデーを皮切りに、キッズ向けアクティビティから音楽付きのイブニングイベントまで、あらゆる年齢層が楽しめる内容となっている。
IAAエクスペリエンス」では、未来のモビリティを実際に体験することができる。アポテケンホーフにあるメルセデス・ベンツ・パビリオンから出発し、30台の電気自動車や電動化モデルに同乗することができる。IAAエクスペリエンスで最も人気のあるアトラクションのひとつになることは間違いない。これは、メルセデス・ベンツの効率性チャンピオンであるVISION EQXXの同乗試乗を一般公開する初めての機会となる。イノベーションを満載したこのクルマは、エキサイティングな未来の実走行を垣間見せてくれる。航続距離は1,200kmを超え、一日中活躍すること請け合いだ。
ミュンヘンの展示会場メッセ・ミュンヘンで開催される「サミット」では、メルセデス・ベンツがホールB3のブースで、先駆的技術に関するイノベーション・フォーラムを開催する。来場者はここで、Vision One-Elevenや、先進の新世代インフォテインメントシステムMBUXを搭載したEクラスのプラグインハイブリッドを間近に見ることができる。また、メルセデス・ベンツの専門家による最新テクノロジーの紹介も行われる。さらに、「サミット」では、美学、効率性、持続可能性、デジタルカスタマーエクスペリエンスに焦点を当てたメルセデス・ベンツのエグゼクティブトークが行われる。