アウディは28日、今年上半期(1~6月)の売上高は前年同期比14.4%増の341億6900万ユーロ(5兆2996億円)、営業利益は同30.7%減の34億1700万ユーロ(5260億円)と増収減益だった。好調な新車販売の一方で、調達コスト増で減益を強いられた格好だ。
上半期の新車出荷台数は91万9548台で前年同期比15.3%増と大きく伸びた。地元欧州や米国で堅調な販売増を示したと同時に、中国では同2.2%増ながらも32万6505台と過去最高の販売を記録した。BEVは「Q4e-TRON」などがけん引し7万6千台と同51%の伸びをみせた。
アウディは2025年までに、10車種のBEVを含む20モデルを投入、引き続き高成長をめざす。新たに2027年の収益率を12%に、2030年には14%へと引き上げる目標も明らかにした。