ルノーは17日、2023年第3・四半期(Q3)の新車販売台数が前年同期比11%増の35万6747台となり、今年1~9月でも同じく11%増の112万8885台になった、と発表した。欧州での好調な販売とともに、電動化でも販売増に貢献した格好だ。
欧州では2番目のシェアを確保したとし、1~9月で同22%増の72万6938台を販売した。なかでおCセグメントは同36%増と高い伸びを示したという。電動化への取り組みも奏功している。同社によると、HEVの販売台数が同48%増の127,224台と急増。電動車全体の販売台数は19%増加し計20万台を販売した。「アウストラル」と「アルカナ」は、それぞれ6万305台、5万9524台販売し、その65%と55%をHEV仕様車が占めた。注目の「メガーヌE-テック」は35,000台以上を販売したとし、BEVは64,854台販売した。。
小型商用車(LCV)市場でも引き続き好調ぶりを示している。今年1~9月の販売台数は28万1404台となり、前年同期に比べ21%増えた。うち欧州では同26%増の21万4255台だった。
同社はまた、今月25日にも「ルノー・カルディアン」のワールド・プレミアを行うとともに今後の取り組み計画を発表するという。ルノーブランドのファブリス・カンボリーヴCEOは「ルノー・ブランドは2023年第3四半期に欧州で25%の成長を達成し、新モデル投入の成功を確認した」と述べ、新たなモデルへの引き合いに期待感を示した。