• 2024-09-29

ルノーとヴァレオが次世代BEV向けモーター「E7A」を2027年にも量産へ

ルノー・グループは26日、レアアースを使用しない第3世代の電気モーターをヴァレオと開発し、2027年末にルノー・グループのクレオン工場(ノルマンディ)で生産を始める、と発表した。最大200kWを発揮するとともに、現在の標準の倍となる800ボルト用に作るとしており、バッテリーの充電時間の短縮にもつなげる。

ルノーとヴァレオは2021年に連携し、ルノー側はローターを、ヴァレオ側はステータを担当し共同開発に取り組んでいる。ルノーは、新しいE7Aモーターとレアアースフリーのローター技術を組み合わせ、永久磁石の代わりに巻線ローターを使用することでエンジン出力を向上させた、という。とくに、この第3世代モーターでは標準の400ボルトの倍となる800ボルト用に設計し、バッテリーの充電時間を短縮するほか、ヴァレオ製のステータでパワーを向上させた。これにより、新しいE7Aモーターは最大200kWを発揮するとともに、電力消費をおさえパワーアップを図ったとしている。

ルノーでは、2027年末にクレオン工場での量産を予定しているという。