イベコは28日、2024年から2年間にわたってブラジルで新型スクールバスを最大7100台供給する、と発表した。ブラジル国立教育開発基金(FNDE)による農村部の学校輸送プログラムで同社入札が選ばれた。
供給するイベコバスは当初、定員59人の「ORE3」と呼ぶカテゴリーの3,500台と、定員44人の「ORE2」カテゴリー3,600台を納入する。車両はFPTインダストリアル製エンジンを搭載し、ORE2モデルは190馬力、ORE3バージョンは210馬力の最大出力を発生する。農村部や未舗装の道路、アクセスが困難な場所でも走行できるよう地上高を大きくし、サスペンションを強化、さらにリアオーバーハングを高く設計している専用車。
同社はこれまで、「Caminho da Escola(学校への道)」としてブラジル政府による輸送プログラムを支援し、2011年の開始以来約8,000台の車両を供給している。イベコバスのラテンアメリカ・ビジネス・ディレクターのダニーロ・フェッツナー氏は、「農村部に住むブラジルの生徒のためのこの基本的な通学輸送プログラムにおいて、当社の車両に対する信頼が再び高まったことを特に誇りに思う」と述べた。