• 2024-12-23

ステランティス、バッテリー交換システムでアンプルと提携

ステランティスとアンプルは7日、電気自動車(BEV)のバッテリー交換システムで技術提携した、と発表した。ステランティスの車両でバッテリー交換システムをアンプル製に統合するほか、ステランティスは2024年からスペイン・マドリードを手始めにアンプルのバッテリー交換システムを導入する。

ステランティスはマドリードで展開するカーシェアリング・サービス「Free2move」で、「フィアット500e」100台を使用し、アンプルのバッテリー交換サービスを始める。将来は、採用地域を拡大するなどバッテリー交換システムの導入を広げる。ステランティスでは「アンプル社とのパートナーシップは、ステランティスがBEVユーザーの移動の自由を可能にするあらゆる手段を模索している一つの例」と位置づけ、バッテリー交換方式の本格採用に乗り出す考えだ。とりわけ、バッテリー交換により「5分以内でフル充電できる」ことでBEVの普及につなげたい方針だ。

アンプルのバッテリーは、各メーカーのBEVに適合しており、ステランティスでは車両プラットフォームを再設計することなく、アンプルを導入できるメリットを強調している。また、アンプルのバッテリー交換システムは、サブスクリプション・サービスでBEV顧客に提供する。これにより、車両の初期総コストを削減しながら顧客は常に最新のバッテリー技術を利用することができ、車両の航続距離と寿命を効果的に延ばすことができる、としている。アンプルは、サンフランシスコに本社を置くバッテリー交換サービス企業。