アウディは11日、2023年の新車販売台数が前年比17.4%増の189万5,240台だったと発表した。電気自動車(BEV)販売も同51%増の17万8,429台と伸び、販売増に寄与した。米国が22万8千台を販売し過去最高を記録した。今年はBEVモデルの強化と同時に、「新しい世代の内燃機関モデルやプラグインハイブリッド車も」(ゲルノット・デルナーCEO)投入し幅広いニーズに対応していく考えだ。
車種別では、BEV以外でも「Audi Q5」が33万2千台、「Audi A6」が26万7千台、「Audi A4」が23万7千台と主軸モデルが好調な売れ行きをみせた。Audi Sportも世界で前年ディ5%増となる約4万8千台を販売した。
地域別では、欧州が同19.7%増の74万7,619台と健闘し、なかでもBEVモデルの「Audi Q4 e-tron」が最も力強い伸び率(68%増)を示した。このうちドイツは同17.4%増の25万2,060台、英国は同24.8%増の13万7,489台、フランスは同12.9%増の4万9,803台、イタリアは同19.1%増の6万6,578台、スペインは同15.7%増の4万761台となった。米国での販売台数は過去最高となった。BEVモデルが同55%増の2万5千台に達し、総台数で同22.3%増の22万8,550台となった。香港を含む中国では同13.5%増の72万9,042台となり、総台数の38.5%を占めた。その他の市場でも約19万台(同19%増)を販売し、このうちアルゼンチン(109%増)やインド(90%増)、メキシコ(32%増)、オーストラリア(29%増)で高い伸び率を示した。