MINIは15日、2023年の新車販売実績を発表した。総販売台数は前年比0.9%増の29万5.474台で、電気自動車(BEV)は同3.5%増の4万5.261台となり、全体の15.3%を占めた。
2023年販売は、現行モデルの「MINI 3ドア/5ドア」と「コンバーチブル」、「カントリーマン」、「クラブマン」のライフサイクルが終了するなかで、その記念限定モデルが販売を支えた。一方BEVは「MINI Cooper SE 3ドア」や「MINI Cooper SE Convertible」でのラインナップが奏功した。プラグイン・ハイブリッドを含む電動車両の販売台数は、MINI総販売台数の20.8%という。
同社では「2023年はMINIにとって特別な年となった。BEVが加速度的に普及したことで、より環境に優しい未来を切り開くという、MINIの総力を結集した取り組みを裏付けや」と指摘した。同社は新型MINIモデルの投入で、とくにBEVの「MINI Cooper SE/MINI Cooper E」や「MINI Countryman SE ALL4/MINI Countryman E」の新モデルに加え、2024年には「新型MINI Aceman」を発売し、BEV品揃えを拡充する予定だ。一方で、2024年中にも内燃エンジン搭載車も発売する計画だ。(2024年1月16日)