ルノー・アルピーヌは19日、新しい電動ホットハッチ「A290」の寒冷地テストをスウェーデンで行った、と発表した。A290に新しいカモフラージュを施し、気温がマイナス30度を下回ることがある北極圏でアルピーヌにふさわしい低グリップ時での走行性能などを確かめたという。A290は今年6月に発売予定だ。
専用19インチホイールとミシュランタイヤを装着
A290は5人乗りハッチバッグで、そのサイズも初めて公表された。全長は3,990mmで全幅1,820mm、全高1,520mm、ホイールベース2,530mmという。専用の19インチホイールと、タイヤには専用マーキング「A29」を記したミシュランの「Pilot アルピーヌ5」を装着している。テスト走行には、エンジニアリングチームがスウェーデンでのぞみ、ルーフの「A-Arrow」ロゴとアルピーヌ・ブルーのカラースキームをモチーフにした新しいカモフラージュを施し、ハンドリングと敏捷性に関して低グリップ条件下での方向性を確認した。
2024年6月発売予定
アルピーヌのフィリップ・クリーフCEOは「私たちのA290は、未来のコンパクトなBセグメント電動スポーツカー。重要なステージの目標は、私たちのDNAの一部であるグリップの低いコンディションで あらゆる状況や全天候で効果を発揮できるよう、その開発を微調整すること」と述べ、最終テストの意義を強調した。(2024年2月20日)