BMWは1日、ドイツのニーダ―・バイエルン州にあるディンゴルフィング工場で「新型5シリーズ ツーリング」の本格生産を始めた。同セグメント初の電気自動車(BEV)で、ディンゴルフィング工場で3年以内に量産を開始する4番目のBEVモデルとなる。
5月末には納車予定
BMW5シリーズ・ツーリングは1991年のモデル発売以来、ディンゴルフィング工場でのみ生産している。生産累計は120万台以上にのぼる。このほど、前モデルと同じく新型BMW 5シリーズ・ツーリングは、そのパワートレーンにかかわらずBMW 5シリーズ・セダン、BMW 4シリーズと6シリーズとの混流生産となる。同社では、新型5シリーズ ツーリング生産のため約8,000万ユーロを投じたという。
工場生産の半数が5シリーズの可能性も
クリストフ・シュレーダー工場長は、「5月末には6代目となる新型ツーリングがディーラーのショールームに到着し、最初の1台が顧客に引き渡される」とし、「ここディンゴルフィングにとって、昨年はBMW 5シリーズが生産台数の約3分の1を占めていた。今回ツーリングが登場したことで、2024年には生産台数が大幅に増加し50%に迫る可能性もある」と述べた。(2024年3月1日)