ルノー・グループとボルボ・グループは22日、次世代電気バンの合弁会社「フレクシスSAS」の設立を完了した、と発表した。今後3年間で、両社はそれぞれ3億ユーロ(約493億円)を投資する計画だ。
CMA CGMは1億2千万ユーロを投資
ルノー・グループとボルボ・グループは昨年10月6日に合弁事業化で合意し、このほどソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)のプラットフォームをベースにした次世代のBEVバン開発の新会社を正式に立ち上げるために必要な規制当局の承認を取得した。新会社「フレクシスSAS」の本社はフランスに置き、ルノーとボルボ陵グループがそれぞれ3億ユーロを投資するほか、フランスに本社を置く物流企業CMA CGMグループが、物流バリューチェーンの脱炭素化を促進することを目的とした15億ユーロ(約2,467億円)の投資ファンドであるPULSEを通じて、フレクシス社に最大1億2000万ユーロ(197億円)の戦略的投資を行う意向だ。
フレクシス社は2026年にも、SDVを搭載したBEVバンの生産開始を予定している。(2024年3月23日)