• 2024-07-03

ZF、自動運転システム開発にAI活用。大幅スピードアップとコスト削減に

ZF Annotateは、レベル2からレベル5までの最新のADAS/ADシステムをテスト、トレーニングするための最先端ソリューションという。

ZFは、27日にハノーバーで開催した「ZFグローバル・テクノジー・デー」で自動車運転支援システム開発にAI(人口知能)を用いた検証サービス「ZF Annotate(アノテート)」を初公開した。3Dによる高さ情報を追加しより情報の精密度を高めるとともに、AI活用で検証時間を最大10倍に高速化するとともに、従来に比べ80%のコスト削減につなげることができる、としている。

新サービスの「ZAアノテート」は、自動運転などの先進アシスタンス・システム(ADAS/AD)開発のため、車両データとZFの追加センサー・データの記録(基準測定)に基づいて、”ground truth(真実の根拠)”を提供する検証システム。路上での走行状態を再現しながら分析、高精度の比較測定を行う。これにより、レベル2からレベル5までの最新のADAS/ADシステムをテスト、トレーニングできる。

ZFでは、これにほり複雑なADASなどのシステム開発力を高めることができるとし、「検証プロセスを最大10倍スピードアップすることができ、アノテーションを12カ月から2カ月に短縮することができまる」と話している。(2024年6月30日)