• 2024-09-29

ダチア、主力モデルの「スプリング」を一新

ルーマニアのダチアは12日、コンパクトSUV「スプリング」のデザインを一新し発売した。クロスオーバーSUVの「ダスター」で初めて採用した新しいダチア・デザインを採用、世界標準のお買い得車として競争力を高めた。

「新型スプリング」は、エクステリアとインテリアを一新し、「これまで以上に魅力的により俊敏で扱いやすくセグメント最高の積載量と多くの便利な機能を備えた」(同社)。7インチスクリーンと10インチマルチメディア・センタースクリーンを備えた、カスタマイズ可能なデジタル・ダッシュボードを装備し、65psエンジンと45psエンジンを搭載するハイブリッドモデルも引き続きラインナップする。65psモデルの燃費は13.5 kWh/100 kmを実現すると同時に、「これまで同様、欧州で最も手頃な価格のオール・エレクトリック・カー」の魅力を増したようだ。

「スプリングは」2021年にダチア初のオール電化モデルとして発表。発売以来、世界中で合計15万台以上販売されている。2023年にはよりパワフルな65psのエンジンを搭載する品揃えの幅を広げている。

デザイン担当のダヴィッド・デュラン副社長は「私たちは、このクルマに真面目で自信に満ちたデザインを施した」と話し、エクステリアはソリッドでモダン、そしてスマートだとした。とくに、新しいダチアのアイデンティティは、フロントとリヤの2本のブラック・バンドが象徴的で、「この2本の帯はブランドを象徴するY字型のライトシグネチャーで縁取られており、特にフロントのフルLEDデイタイムランニングライトとリアのパーキングライトが印象的だ」としている。(2024年7月12日)