• 2024-12-23

コンチネンタル、2025年末に自動車セクターを分社化へ

独ハノーバーにあるコンチネンタル本社

独コンチネンタルは5日、2025年末にもブレーキや制御システム分野のオートモティブセクターとタイヤ及び部品部門を分社化する方針を発表した。SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)など今後の車両技術の変革にスピーディーに対応できる事業体制づくりが狙い。

コンチネンタルの執行員会が同日、同社監査役会に分社化方針案を報告した。今年第4四半期にも分社化案をとりまとめ、来年4月25日に開く株主総会で決議を予定している。ブレーキ、安全技術、シャシー、制御システムなどを取り扱う「オートモティブ・グループセクター」とタイヤのほかゴムや製品部材などを扱う「タイヤ/コンチテック」に事業分割する。

オートモティブ・グループセクターの昨年度の営業収益は約203億ユーロ(3兆1,647億円)で従業員数は約10万人。一方、タイヤ/コンチテック部門の従業員数は同じく約10万人で、営業収益はタイヤが約208億ユーロ(3兆2,427億円)、コンチテックは68億ユーロ(1兆601億円)だった。(2024年8月5日)