ボルボ・カーズは4日、プレミアム7人乗りSUV「新型 XC90」を発表した。ハイブリッド車として800キロメートル以上の航続距離を誇る。今年後半に生産を開始し、納車は年末となる見通しだ。また、新型XC90にも搭載した新しいインフォテイメントシステムを2025年までに、2020年モデル以後の全ボルボ車にアップグレードするOTAを実施することも明らかにした。

新インフォテイメントをOTAで実施

新型XC90は、「快適性」をそのミドルネームとするプレミアム7人乗りで、プラグインハイブリッドモデル「T8」とともに2種類のマイルドハイブリッドガソリン仕様を用意した。その「B5」と「B6」モデルには、48Vのリチウムイオンバッテリーと統合スターター/ジェネレーターで燃料消費を最大15%削減できるという。プラグインハイブリッド車の電気走行は1回の充電で70キロメートル以上という。

インテリアを一新。現代的なスカンジナビアデザインを採用しながら、ダッシュボードは以前よりも水平な形状としより質感を高めたプレミアムリサイクル素材を使用した装飾パネルが組み込んだ。電気自動車の新モデル「EX90/EX30」で採用した最新のユーザーエクスペリエンスも導入、高解像度の大型中央タッチスクリーンで新しい機能やアプリケーションを楽しむことができるという。

最も安全な車として

安全機能は、レーダーとフロントカメラを使用し対向車線にそれてしまったことを検知し衝突の危険を回避するために安全に元の車線に戻す機能を備えた。乗り降りのしやすさ、高速走行時の空力特性、悪路走行時には、エアサスペンションにより車高を20mm 低くしたり、反対に40mm 高くすることができる。（2024年9月5日）