スウェーデンの電気自動車(BEV)メーカー、ポールスターは17日、米ナスダックから市場要件が整ったとの通知を受けた、と発表した。同社株価はナスダックの最低基準である1株1.00ドルを30営業日連続で下回ったため、今年7月5日に指摘され上場廃止の可能性を警告されていた。
事業展開への自信を表明
ポールスターは、昨年の年次報告書提出が遅れたことと10営業日連続で1株あたりの株価が1.00ドルを維持する上場要件を満たしていないと指摘されていた。その通知から60日以内にコンプライアンス計画をナスダックに提出することが義務付けられており、ポールスターは8月中旬に年次報告書を公表した。今回、米国預託株式(ADS)の終値が1.00米ドルを超えた日が少なくとも10営業日連続したため、ナスダックの上場規則に準拠し要件を回復した、との通知をナスダック側から受けたという。
ポールスターのアンガーCFOは「当社はナスダックの上場規則に完全に準拠することになり、2つの高性能SUVの納入を拡大しながら事業遂行に集中できるようになる」と述べた。
9月17日で1.79ドル
ポールスター株は8月26日に1ドル超えとなり、8月28日に再び1ドル割れしたものの、29日以後は1ドル以上の株価を示している。9月17日現在の株価は1.79ドル。(2024年9月17日)