ルノーは15日、新型電気自動車(EV)「ルノー 4 E-Tech」の発表に合わせて、フランスのスタートアップ企業との4つのタイアップ企画を紹介した。電気飛行機や水上用電気バイクなど電動化したモビリティに取り組む。14日から始まったパリモーターショーで披露する。
ルノーは「ルノー 4 E-Tech」の発表を記念して、あらゆる交通手段の電動化を目指す「4つのムーブメント」の取り組みを披露した。フランスの新興企業と提携し、ミニキャラバンと電気飛行機、電気バイク、水上用電気バイクの新たなモビリティ領域に挑むという。いずれも、来春から販売を始める予定だ。
同社は昨年、EV「ルノー5 E-Tech」の発売と合わせて「5つのムーブメント」と題したコラボレーションプログラムを実施しており、今回は「ルノー4」の発表に合わせて同様のプログラムを実施することを決定し、パリモーターショーで発表した。
ルノーはパリモーターショーで4つのインパクトを狙う
ルノーブランドのグローバル・チーフ・マーケティング・オフィサーであるアルノー・ベローニ氏は「e-モビリティが発展し、あらゆる形態の輸送手段を包含するようになったことを、一般の人々にスタイリッシュな方法で示すことができる」と話した。
来春から市販も
パリモーターショー会場のルノーブースに、ルノー4と新しいe-モビリティ、ミニ・キャラバンと飛行機、バイク、水上バイクを展示している。4つのモビリティを構成する各オブジェクトには、1962年に発表された初代ルノー4のカラーである「クラウドブルー」を採用。 また、デニム調のシートやルノー4から直接インスピレーションを得たヘッドランプのデザインも採用している。同社では、「最先端のデザインと高級素材で、来場者を未来のモビリティの世界へと誘う、没入型の体験ができるように設計されている」とし、ルノーとスタートアップ企業によるパートナーシップを象徴する未来的な雰囲気を演出している。(2024年10月15日)