• 2024-11-05

アウディ、「A3スポーツバック」を改良。航続距離を143㎞に倍増

アウディは15日、「新型A3 Sportback TFSI e」を発表した。高電圧バッテリーを採用し、航続距離を従来モデルよりも倍以上となる143kmに性能アップした。

同社は今春、「新型A3allstreet」など大幅なモデル改良を実施し、今回はプラグインハイブリッドモデルの「A3スポーツバックTFSIe」を発表した。インテリジェントな駆動管理とDC急速充電により、電気自動車の走行性能を向上させた。150 kW(204 PS)の出力を持つモデルと、200 kW(272 PS)を出力するスポーティな2つのプラグインハイブリッドモデルとなる。

「1.5 TFSI evo」は、従来の1.4 TFSIに代わるモデル。燃焼室の冷却を最適化するほか、可変タービンジオメトリー付きターボチャージャーとミラーサイクルの共生、さらにインテークバルブの早期閉鎖により、より高い圧縮比を実現した。1.4 TFSI の 10:1 に比べ、11.5:1 。電気駆動は、永久磁石同期モーターによって行われ、その出力は85 kW、トルクは330 Nmを発揮する。

高電圧バッテリーの総容量は現在25.7kWhであり、従前のモデルとほぼ同じ寸法でほぼ2倍に増加しました。純容量は19.7kWhで、96個の角形セルが4つのモジュールに分割し、セル化学の最適化とパッケージの改善によりモジュールの充電量は37アンペア時から73アンペア時に増加した。これにより、WLTPモードで航続距離が最大143キロメートルにまで伸びた。

「A3 Sportback TFSI e」は「40 TFSI e」と「45 TFSI e」です。よりパワフルなモデルでは、1.5 TFSI evo2 が 130 kW (177 PS) を発生し、これは従来モデルよりも 20 kW (27 PS) 高い出力を誇る。最大トルクは 250 Nm で、電気モーターと組み合わせた場合のシステム出力は合計200 kW(272 PS)、システムトルクは400 Nmを発揮する。これにより、0-100 km/h加速は6.3秒、最高速度は237 km/hをマークするという。

「A3 Sportback 40 TFSI e2」の価格は44,200ユーロ(719万円)から。スポーティモデルの「45 TFSI1」は47,700ユーロ(776万円)から。受注を今月から開始し、秋には「A3 allstreet」のプラグインハイブリッド仕様も発売する予定だ。(2024年10月15日)