ボルボ・カーズは7日、2024年の新車販売台数が前年比7.7%増の76万3,389台となり、過去最高を記録したと発表した。電動車販売は35万2,787台と初めて30万台を超え伸び率でも32.6%増と大きく増やした。総台数に占める電動車割合は前年の37%台から46％へと高まった。

電動車割合は46%に

電動車のうちハイブリッド車は同16.4%増の17万7,593台で、電気自動車（BEV）は同54.5%増の17万5,194台だった。2024年に世界で販売されたボルボ車のうち46%が電動化モデルで、23%がBEVで「EX30」の発売などが奏功し2023年の16％から大きく伸ばした。

米国と中国の伸び悩みを欧州でカバー

地域別では、欧州が前年比25.4%増の36万9,685台となり、電動車割合は65%を占めた。米国では同2.7%減の12万5,243台。BEVは6割近く減少したもののハイブリッド車が69%増とこれを支えた。中国は同8.1%減の15万6,370台だった。米国とは裏腹にBEVが4,349台と数は少ないものの同32.6%増と高い伸びを示した。

モデル別では、「XC60」 が 230,853 台（前年比1％増）販売し、最販モデルになった。次いで、「XC40/EX40」が17万3,890台（同13.3%減）、「XC90」は10万8,621台（同1％増）だった。（2025年1月7日）