• 2025-01-14

アウディ、2024年販売は11.8%減の167万台

アウディは13日、2024年の新車販売台数が前年比11.8%減の167万1,218台だったと発表した。地元欧州をはじめ中国、北米でも苦戦した。同社は「2024年は過渡期」と説明し、電気自動車だけでなくプラグインハイブリッド、内燃エンジン車とバランスのとれたパワートレーンで販売再構築をめざす考えを明らかにした。

2024年の電気自動車(EV)販売は16万4千台で前年に比べ8%減った。「2024年は、新しい製品ポートフォリオに向けて移行する過渡期の一部だった」(ゲルノット・デラーCEO)と説明した。

地域別では、ドイツが同21.3%減の19万8,342台にとどまり、ドイツをのぞく欧州も同5.9%減の46万6,209台だった。英国は12万3千台(11%減)、フランスは4万8千台(3%減)。欧州で最も人気の高かったモデルは、Audi A3(8万4千台)のほかAudi Q3(7万9千台)、Audi Q4 e-tron(5万7千台)。ドイツでのEV販売台数は2万2千台だった。

北米は同13%減の24万771台で、うちEVは6%減の2万9千台。また中国は同10.9%減の64万9,434台と落ち込んだ。

アウディは2024年から2025年にかけた20以上の新型モデルを投入する計画だ。すでに、新型BEVの「Q6 e-tron」のほか「A6 e-tron」も投入しており、2025年は「A7」と「Q3」といった主要モデルを刷新するのをはじめ新たなプラグインハイブリッド車の発売も予定している。(2025年1月13日)