
独の大手サプライヤーのコンチネンタルは19日、次期監査役会議長にシーメンス・モビリティのCEOなどを務めたサブリナ・スーサン氏を次期議長に指名した、と発表した。16年間にわたるヴォルフガング・ライツレ議長は来年4月の株主総会で退任する。
16年間のライツレ体制を一新
ライツレ議長は「自動車事業の分社化成功を受け、秩序ある後継体制の構築を進めている。サブリナ・スーサン氏という極めて有能な後任を得られたことを歓迎する」と述べ、後任への期待感を示した。ライツレ議長のほか、シュテファン・E・ブフナー氏と(Aumovio SE新監査役会議長に就任)、ギュンター・ダンケル博士、クリスティアーネ・ベナー氏、マティアス・エベナウ博士、ミヒャエル・イグルハウト氏、カルメン・レフラー氏、アンネ・ナッシング氏が監査役会を退任する。新たにペトラ・ハートヴィヒ氏(IG BCE)、ザビーネ・キュン氏(労働委員会委員長)、ミヒャエル・リンナーツ氏(IG BCE)、ニコール・ヴェルナー氏(労働委員会委員長)が従業員代表として任命される予定だ。
新議長となるスーサン氏は独仏の二重国籍を持ち、自動車・輸送産業で25年以上の経験を持つ。シーメンス・モビリティのCEOや仏スエズ・グループのCEO兼会長を歴任、現在もヘンケル株主委員会のメンバーを務める。スーサン氏は「コンチネンタル監査役会への指名を大変光栄に思う。取締役会の戦略実行を支援し、変革期の舵取りに貢献したい」と抱負を語った。(2025年9月19日)