• 2026-02-05

ボルボ、24年10〜12月期は減収減益 EV販売は拡大も外部環境の逆風続く

ボルボ・カーズが5日発表した2025年10〜12月期決算は、売上高が944億スウェーデンクローナ(前年同期15.8%減、1兆6,048億円)、営業利益は半減の19億クローナ(同51.3% 減、323億円)と減収減益となった。EBIT(利払い・税引き前利益)率は2.0%と前年の3.4%から低下し、欧米の輸入関税や為替影響、EV補助金縮小による需要減速など厳しい事業環境が響いた格好だ。

同社は約180億クローナ規模のコスト・キャッシュ改善計画の進展により、四半期のフリーキャッシュフローは88億クローナ(1,496億円)の黒字を確保した。通期では調整後営業利益125億クローナ(2,125億円)、EBIT率3.5%となり、同社は収益体質の立て直しが進んでいるという。

販売面では電動化が着実に進み、完全電気自動車(BEV)の販売比率は24%(前年21%)、プラグインハイブリッドを含む電動化車全体では49%に達した。中国市場では長距離型PHV「XC70」が好調で、プレミアム市場でのシェア拡大に寄与した。

同社は2026年、電動SUV「EX60」の投入や既存モデル強化により販売回復とキャッシュ創出拡大を目指す。ただ、価格競争の激化や規制の不透明感、消費者心理の軟化などから業界環境は引き続き厳しいとみており、効率化とコスト削減を継続して収益改善を図る方針だ。(2026年2月5日)