9月16日の「世界清掃デー」を前にアウディは14日、アウディ環境財団とフェリー・ポルシェ財団がバンコクのチャオプラヤ川からプラスチックごみを取り除くグリーン・スタートアップ企業「エバーウエーブ(everwave)」を支援している様子を披露した。今年5月からハイテク機器を搭載したドイツのゴミ収集船が川からゴミを除去しており、毎日5トンものゴミを除去しているという。
アウディ環境財団がエバーウエーブと共同で河川清掃に参加するのは3回目。首都バンコクの西35キロでタイ湾に注ぐこの川は、毎年約385トンのプラスチックごみを海に流しており、ゴムの除去とともにこの取り組みで不注意で捨てられたゴミが外洋に流される前に水中に入り込んでしまうという事実に注意を喚起する狙いだ。
アウディ環境財団のリュディガー・レックナーゲル理事は、「2023年9月16日の世界清掃デーでは、この成功したプロジェクトの認知度を高めることがさらに重要で、私たちが “Greenovation “と呼んでいる技術的ソリューションの助けを借りて、より効率的に活動することができている」と話し、水からゴミを除去し人々のエコロジーに対する責任意識を高めたいと訴えた。