現代自動車が25日発表した2024年第2四半期(4~6月、Q2)は、北米での好調な販売で営業収益は前年同期比6.6%増の45兆210億ウォン(5兆4,025億円)と伸び、営業利益は同0.7%増の4兆2,790億ウォン(5,134億円)となった。営業収益、営業利益ともに四半期としては過去最高。
金融売り上げは23%増の8,526億円
営業収益のうち自動車事業は35兆2,380億ウォン(4兆2,285億円)で前年同期に比べ4.4%増えた。金融事業は同23.6%増の7兆1,050億ウォン(8,526億円)と大きく伸びた。営業利益率は9.5%と前年同期の10.1%に及ばなかったものの、SUVなど高収益車販売増を背景に高い収益力を維持した。ウォン安による為替差益が5,720億ウォン(686億円)となったものの、販管費が前年同期よりも8,080億ウォン(969億円)増、率にして17.4%増え5兆4,580億ウォン(6,549億円)となり利益を圧迫した。
北米のみ販売増。韓国と欧州では苦戦
期中の新車販売台数は105万7千台で、前年同期比0.3%減と微減だった。北米では同15.2%増の31万台を販売した一方で、地元・韓国が同9.7%減の18万6千台にとどまったほか欧州でも同5.4%減の15万7千台だったのが響いた。電気自動車(BEV)販売台数は5万9千台で前年嘔気に比べ24.4%減と大きく落ち込んだ。しかし、ハイブリッド車やPHEV、FCVを含めた「エコ・フレンドリー車」全体では19万2千台と前年同期同水準だった。(2024年7月26日)