
ルノーは5日、グローバル戦略「インターナショナル・ゲームプラン2027」の一環として、次期高級クロスオーバーの車名を「フィランテ(Filante)」とすると発表した。韓国で生産する。欧州以外の市場で商品攻勢を強める戦略車で、同計画における8モデル中5番目にあたる。
新高級車と位置づける「フィランテ」はEセグメントの高級クロスオーバーで、前衛的なデザインと居住性を重視した室内設計、最新技術の採用を特長としているという。ルノーが掲げる「グローバル上級化」路線を象徴するモデルとされる。
車名は、1956年に発表され速度記録を打ち立てた実験車「エトワール・フィランテ」に由来する。航空機から着想した流線的な造形で知られ、1キロ・5キロ走行で時速300キロを達成した。同社は近年、エネルギー効率で記録を更新したコンセプトカー「フィランテ・レコード2025」も発表しており、名称にはブランドの技術的系譜を重ねた狙いがある。
生産は韓国・釜山工場で行う。まず韓国市場で投入し、その後、他地域への輸出を計画する。ルノー・コリアのニコラ・パリ最高経営責任者(CEO)は「韓国はD・Eセグメントに強みを持つ重要市場だ。フィランテは、ルノーのフランス的価値観を体現しつつ、世界的な上級化戦略を示すモデルになる」と述べた。新型フィランテの詳細は、1月13日午前8時(欧州中央時間)にソウルで公開される予定。発表の模様はルノーの公式デジタルイベントで配信される。(2026年1月5日)