北米トヨタは13日、世界最大のトヨタディーラー・ロンゴトヨタ（ダグ・エロー社長、カリフォルニア州エルモンテ）が、2023年型「トヨタGRカローラMORIZO」をオークションに出品し、その収益金をエルモンテの学校などに寄付する、と発表した。この「GRカローラ」は200台のみ限定生産された特別限定車で、ロンゴトヨタはトヨタが指定したバッジNo. #001をオークションに出品する。

ロンゴトヨタは、デジタル・オークション・プラットフォームの「BaT」と協力し「トヨタGRカローラMORIZO」オークションに出品する。BaTはオークション終了後、売却益をチャリティ団体に寄付する。また、自動車輸送の「RunBuggy」が落札者に米国本土のどこでも無料で搬送する。ロンゴトヨタのエロー社長は「当社は長年にわたり地域社会のサポーターであり、この車の売却益を100％地域社会に還元しエルモンテの学生たちのために役立てることができることが嬉しい」と話した。

「GRカローラ」は2022年にデビューし、同年「GRカローラMORIZOエディション」が発表された。同車はトヨタガズーレーシングが開発、専用スペックとダイナミックなデザインが特長だ。「MORIZOエディション」は、GRマスタードライバーでありトヨタ会長の豊田章男氏の名を冠したもので、豊田会長が求めたスペックで仕立てている。なお、オークションは10月18日から24日までバーチャルで行い、落札者は10月24日に発表される。